北海道阿寒郡阿寒町大字仁仁志別、、、 39

 

 

、、、畑仕事 2、、、

天然の肥料  つまり 肥やし ですね

自分の家の便所の外の蓋を開けて 杓子で桶に汲みます

蓋を開けると もう いや〜な 臭いがします

杓子を恐る恐る 便壺に入れます

外に 溢れないように 細心の注意を払って 桶に そうっと入れます、、、、、、

今 考えてみると 10歳の子供のする事とは 思えないのです

何故 イヤだ! こんな事したくない!

 と 言わなかったのだろうかと振り返って考えてみました

小学校4年生の 春休み 旅行に連れて行ってやると騙されて

夕張から果てしなく遠い(当時 列車で12〜3時間とトロッコで3時間) 仁仁志別に連れて来られて(拉致のようなもの、、、)

親も友達もいない場所に放り出されたのです

10歳の子供にはその環境から 自分の元 住んでいた環境に戻れるとはとても思えなかったのでしょう

だから 言われた通りに 日々の生活を全うするしかなかったのだと思います、、、

慎重に 2つの桶に肥やしを入れ 

昔よく見た金魚売りのおじさんのように 天秤棒に2つの桶を吊るし 肩に担いで畑まで 持って行こうと立ちあがろうとしたら、、、、、、、、、!

続く、、、

 

 

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