北海道阿寒郡阿寒町大字仁仁志別、、、 37

 

 

、、、、、、いわれなき烙印 2、、、、、、、、、

おばあちゃんは その青二才に 

何故 信義に 陰陽なたがあるのかを聞いたところ 青二才は こう説明したそうです

課外授業で 農作業や花壇造りの労働をさせると 私がみている時は一生懸命なのですが みていない時は 休んでいて私に気がつくと又 一生懸命にやり始めます

だから 陰陽なた があると私は思いました、、、

おばあちゃんから その説明を聞いた時

僕は 納得しました

ボクは 校長の息子なんだから 頑張らなくてはいけない

特に 先生がみているから 良いところ見せたい、、、

そして 疲れて 休みたい、、、

あ また見てる!

頑張らなくちゃ、、、、、、

と 疲れた身体に鞭打つように働いたのです 、、、、、、

そんな気持ちでした

数ヶ月前までは 都会育ちの単純な 明るい子供でした

陰陽なたなど ある筈が有りません

判断の難しいところなのかも知れませんが  ポイントは 先生が見ていないから働かない、、、 では無くて 疲れたから休みたい、、、と言うところなのです

周りの 開拓地の同級生達は マイペースで 黙々と 作業を続けている中にあって ひときわ 目立つ存在だったのでしょう 生まれ育ちの 体力が違います

そんなところは まだ大学出たばかりの青二才には 汲み取れなかったのでしょうね 

考えてみれば 教育大学を卒業した 青年が あんな 開拓地の小学校に赴任してくる事事態が 透けて見えますね、、、

仁仁志別小学校には 教育委員会 がある訳でも無く 授業の遅れも審査される事もなく 青二才のやりたい放題、、、

そんな所の小学校で ボクは5年6年生を過ごしたのでした

そんな 青二才に 

陰陽なたがあり 二重人格です 、、、、、、

僕はこの文を 65年後の 今 書いています

つまり 65年間 僕の 魂に 刻み込まれた 烙印です

しかし 青二才にも 言いたい事 あるでしょう

話は 両者の言い分を聞いて 判断するものです

僕は 以後の人生 誰も見ていなくても

練習を繰り返して 今日 ジャズギターリスト として生きています

それは 事実です、、、、、、

、、、、、、言われなき烙印 の項 終わり、、、

続く、、、

 

 

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