北海道阿寒郡阿寒町大字仁仁志別、、、 53

 

 

 多くのものを 手作りで 原材料から作ってくれた おばあちゃん、、、

どれも とても美味しいのですが、、、、、、

蕎麦 、、、、、、

蕎麦の花 小さな白い花 、、、

季節になると 畑いっぱいに咲いていて

ソレはソレは とても美しい光景です

そして 秋になると実を付けます

小さな 黒い三角錐のような形をした

蕎麦の実  コレを すり鉢でするところから 始まります

その役目はボクでした、、、大量にやりました

蕎麦の実をすり下ろして 極 小さめの漉し器を使って 白い粉 と から に分けて 白い粉だけを 使って 蕎麦 を作っていたようでした、、、

ちなみに 大量に発生する蕎麦の実のからを使って 枕を作ってくれました

ソバガラの枕です

今では 貴重なものでしょうね

イヤ 時代遅れかもしれませんね

東京に出るようになって 知ったのですが 十割蕎麦 とか二割蕎麦とかなんとか蕎麦 とか 存在するようですね

きっと 蕎麦の粉と他の何かとの 混ぜる割合の事だと 勝手に思っていますが

おばあちゃんの作る蕎麦は そう言うと完全に 十割蕎麦 になります

おばあちゃん 一生懸命に 粉を練って

丸い棒のようなもので伸ばして 平にしています

そしてソレを 蕎麦の形に切って行くのですが おばあちゃん 体力があまりなかったようなので 薄く 細い 蕎麦の形に仕上げられなかったみたいで 

厚めで 太い 形の 蕎麦 になっていました

きっと 蕎麦の好きな大人たちは 形など気にならなくて 美味しかったのかもしれませんが 夕張にいた頃は ラーメンかそうめんしか 食べ事がない 10歳の 信義少年には 初めて食べる蕎麦 と言う物、、、

食感が ゴワゴワしていて なんだコレ? と言う感想でした、、、

おばあちゃんは 信義 美味しいから食べなさい と言うのですが ボクは あまり好きになれませんでした

いわゆる今で言う ソバガキ に近い感じの蕎麦 でしょうか?

何回か回数を重ねるたびに どんどん

蕎麦と言うものが 嫌いになって行きました、、、

おばあちゃんには 申し訳なかったのですが、、、

この時の経験が ボクが蕎麦好きにはなれなかった原因に違い有りません

ソレでも 最近は 蕎麦 美味しいと思うようになって来ました♪

コレも 懐かしい子供の頃の 仁仁志別

での 思い出です

あと もう少し 書きたい事が 残っています、、、

続く、、、

 

 

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