ピンクボンゴ、、、95

 

 

 大阪は 徹ちゃんとジュアサの出身地、、、、、、

大阪と言えば ロイヤルホース、、、、、、

老舗中の老舗! ジャズの殿堂!と言うか 威風堂々とした 店構え でした

徹ちゃん的には ホームグラウンド の様な感じなのでしょうか

水を得た魚(本当は昆虫なのですが、、、)の様に イキイキとしていると言うか 妙に 落ち着いていると言うか 普段とは又 違う 凄みを 感じさせます

大路さんが NHKドラマのジャズシーンのアレンジを担当していた時に 見出した エノケンさんの 

ねえ、君次第 と言う曲 をピンクボンゴでも レパートリーに しようと言うことになりました

徹ちゃんは トローンボーンも 本職にしている人で 間奏は サックスでは無くて 雰囲気的に エノケンさんにマッチする トローンボーンでやる事に、、、

さあ ソコが 大問題 だったのです!

大人しく 大路さんが サックスで間奏を吹く アレンジにしていれば あんな事は 起きなかった筈でした、、、、、、

あんな事とは 大路さんが 

さあ ソレでは お贈りしましよう

ねえ、君次第 ねえ 君次第!

と言い掛けている途中に  ピアノの方で 携帯電話が リーン リーンと鳴りました!、、、、、、

今 本番中なんよ、

、、、、、、、、、

ええ!仕事!

、、、、、、、、、

そんなに 貰えんの!

ゴッツウ ええなぁ!

、、、、、、、、、

待って! 今 静かなところに 移動するわ!

と言って 徹ちゃんステージから 客席を抜けて 外に 出て行ってしまいました!、、、、、、

大路さん 当然の様に おいコラ 本番中だぞ! 何してんだ!

と怒鳴っています

ボク達は 呆気に取られて 見守っていましたが ピアノの席は カラ です

居なくなってしまったものは しょうがありません 徹ちゃんの帰りを待っている訳にもいかず 

ボクが いいよいいよ 元々は ピアノはいなかったんだから 

大丈夫だよ と言って 

ギターの四つ切りの様な イントロから

曲が始まり 快調に ゲタ夫さんが 歌いだします、、、

なんて 事だ!

本番中に 、、、、、、

続く、、、

 

 

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