師匠・高柳 昌行さんとの思い出

 

 

人間と言うものは 色々な‘面’を持っていて 人生を深く学び 経験した人間ほど

その ‘面’ は 多く 複雑になります。

親に対する時、妻に対する時、子供に対する時、そして

先輩や会社の社長や同僚などに対する時など

それぞれに 自分の 持っている 面 のすべてを 使い分けて 

対峙しているのでは ないでしょうか・・・・・・・・

 

 

高柳昌行さんも その例に漏れず 多くの ‘面’を 持っていました。

小さい範囲に絞り込んでも 生徒たちに 対する時ですら 

もしかしたら 一人ひとりに 違う‘面’を 見せていたかもしれません。

 

そういう意味で、当時の生徒たちが 集まって 同窓会のようなものを開いて 師匠との

思い出を 話し合ったら 楽しいだろうな ・・・ と 思っています。

 

 

さて、師匠・高柳昌行さんは 僕に対しては かなり 厳しく いつも 「練習しろ練習しろ」

「時間を無駄にするな」 「ライブやコンサートを見に行く暇があるなら 家で 練習しろ」

 

「家での練習は 中学や 高校の時のように 月曜日から日曜日までの 

時間割表を作りなさい。

1教程を 約2時間単位にして コピーや レッスンの復習 予習、そして 曲の練習 等々

自分で色々考えて それを 時間割表にして 練習しなさい。」

と、事あるごとに 口を酸っぱくして 言っていました。

 

21,2歳のころの僕は 先生の教えを 忠実に守ろうとしていました。

 

その頃は チリ紙交換をやっていたので 思うように 練習時間を 取れませんでしたが

明るく 明日に向かっての 希望で、いっぱいでした。

 

   

続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

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