和解

 

 

大いなる盛り上がりの元に1回目のライブは無事に終了しました。

沢山来ていただいたお客様の ひとりひとりに 先輩たちと並んで感謝のご挨拶をして

さあ、これから お店のスタッフたちは 

幾つもの機材を 通常営業にむけて配置転換をしなければいけません。

ライブは11時ころ終わりましたが、お店の営業は朝の3時までなのです。

 

いわゆる普通のライブハウスとは違って

オーバードはれっきとした サパークラブなのです。

若いスタッフたちの働きで配置転換も終わり 

お店はすっかり元の顔に戻りました。

テンダリーズのメンバーたちも ひとり、 ふたりと帰り

夜のとばりも降り ひと時の静寂の時間が訪れました。シーーーーーーン

 

通常営業のお客様が途切れた時間に 先輩は待ちかねたように

「宮崎くん 今日の録音聴いてみる?」 と言いました。

僕はさほど興味は無かったのですが 「ええ聞いてみましょうかね」

と軽い返事をしたのを記憶しています。

 

先輩がPCのプレイバックのスイッチを押しました。

すると 全く僕にとっては意外でしたが とても素晴らしい音で録音されていました。

「うむ! これなら CDに出来るかもしれないな・・・」

 

僕はコンピュータについては全く解からないといっていいのに等しいくらいの知識しかないので

お店においてあるPCで録音した結果が このようなものになるとは 想像だにしていませんでした。

 

コンピュータについて知識が無いといえば

この文章だって、僕が書いているのではありません。

僕は 文章を考えるだけで キーボードを打っているのは マコなのですから。

今までの コラム 全部そうです。

すべて二人の共作なのです。

 

二人の共作といえば 以前 大路さんに こう言われた事がありました。

 

PINKBONGOのメンバー皆で 何かについて 話し合っている時に

「僕だって自分の考えだけじゃなくて、人の考えも聞いて参考にしてるよ・・」というと

大路さんは「だれに聞いてるの?」

というので「マコに聞いてるよ」というと

大路さんは「あんたたちは 二人でひとつじゃない」と無下に言ったことがありましたっけ・・・

 

 

 

この音だったら、CDになるぞ!

 

 

続く・・・・・

 

 

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