ええ~、毎度おなじみチリ紙交換です…

歌うことにも飽きた M 君は、「ええ~~ 毎度おなじみ…」という フレーズから連想したのか 
ええ~~ 毎度ばかばかしいお笑いを…」と言い、 
(僕は落語は詳しくは無いのですが)古典落語のひとつ、
名前がなが~~~~い事がテーマになった落語を 話し始めました。
 
 「ええ~~ 毎度ばかばかしいお笑いを…
 ジュゲムジュゲムの…」と……。
 
よくもこんなに長い話を覚えているなと非常に感心しました。
もともとM君は、特別 勉強が出きるタイプではなかったのですが、高校生の頃は 何時も哲学書を読み漁っている 一風変わった少年でした。
そういう変わったところに僕は何時もあこがれていました。
僕が 既成概念に拘らなくなったのも、M 君の その時の影響が大きいかもしれません。 

さて話を戻しまして 
1週間に1度くらいのペースで、 M 君と一緒にチリ紙交換を楽しくやっていた頃の☆月☆日、 
もう1人の親友 N 君が  
 「ぶっこ、俺も行っていい?」 と言って手伝いに来ました。
彼はドラムは上手なのですが、ちょっと 動作が鈍い所があり 
待ち合わせ時間にも いつも 1時間以上遅れてくるような 男でした ………。
その日は 3人で、小さなトラックに乗り わいわい 歌を歌いながら、楽しく仕事をしました。 


                                   (続く)

 

 

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