師匠・高柳 昌行さんとの思い出 15

四谷 若葉町の 先生の自宅でのレッスンは

月曜日組と 火曜日組にわかれていて それぞれに 15,6人くらい いたようでした。

 

第4週目の月曜日に 2時間くらい、 月曜日組と 火曜日組が 前後して

本の読み合わせ 討論会を行っていたように 記憶しています。

 

 

 

僕は 月曜日組でした。 

一緒に 習っていた人達の中に 

オーバードオーナーの 藤井さん。

高橋ゲタ夫さんの ローライダースで やっている ジョージ(平沢くん)とか

シャンソン界の大御所ギタリスト 今井満さんとか

向井くん 大友くん 黒田さん 松宮くん みくりやくん・・・・・・・・・・

みんな 懐かしい ある意味 戦友と呼べる人達です。

 

 

あ、そうそう 一人 大物を忘れていました。

僕が習い始めてから、2,3年経ったころ なんと あの渡辺香津美さんが 

しかも 僕の すぐ前の時間帯に 習いに来ていました。

当時 渡辺さんは 17,8歳で 僕が22,3歳の頃でした。

 

彼は 非常に 礼儀正しくて 先生の部屋を 退出して帰るとき

必ず僕に 「宮崎さん お先に失礼します。」 と挨拶をして行きました。

 

若いときから、そういう 礼儀正しさを備えていたからこそ、

その後 日本を代表する ギタリストに 育っていったのかも知れません。

 

それから 一度も会った事は無い 火曜日組の中に

先生が よく口にしていた 名前の人達がいます。

 

一人は 2大フュージョンバンドのひとつ、‘スクエアー’のギタリスト 安藤さん。

もう一人は 広木光一さん。

そのお二人は あの高柳さんが いつも 口にしていただけあって 

今や、 おしもおされぬ 日本の 大物ギタリストです。

 

 

『これらの人達が 若い青春時代を 共に高柳昌行さんを中心にして 生きていたんだなあ』 

と考えると 妙に懐かしく、感慨深いものがあります。

 

 

 

さて、討論会の本の読み合わせですが、

題材は、 先生が 月刊誌や雑誌等の中から 抜粋して 指定します。

 

大学生の頃は ちゃらちゃら遊んでばかりいたので 隔世の感がありました。

中央公論、音楽芸術、音楽の友、文芸春秋 等々・・・・・・

結構 硬い本が 多いでしょ。

 

 

 

 

 

今から考えると あの頃が そういう教養を学ぶと言う点において 

人生の中で 一番 勉強した時かもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・