師匠・高柳 昌行さんとの思い出 40

習い始めてから 5,6年も経ったころでしょうか。

 

毎月、4週目の本読み合わせ討論会の時 

先生が 「この教室のことを 今日から 煉塾(れんじゅく)と 名づける。

お前たちは 俺の 塾生だ。」

と また 急に 難しいことを 言い始めました。

 

先生は 日ごろから 色々 本を読んで 勉強されていたみたいですから きっと

幕末明治の、 日本を動かしていく大物政治家を 多く輩出したといわれる 吉田松陰の塾 

に感銘を受けての事だったに 違いありません。

 

先生は、 僕を除いてですが、生徒達の中に これはと思う人も 何人か いて、 

これからの 日本の ジャズギター界を 切り開いて行く人材に育って欲しいと願って 

自分のレッスングループを 煉塾と 名づけ、 僕たちを 塾生と呼び

僕たちの 志と情熱を 奮起させようと したのでしょう。

 

 

教えを乞う者と 教える側、弟子と師匠・・・・・・・・・

日本人の 伝統を 後世に伝える 古きよき姿が そこにはありました。

その時 僕たちは 紛れも無く、 師匠と弟子たちが 車座になって 時間を共有していました。

 

 

果たして今、 僕たちは 先生の その願いを果たす事が 出来ているのでしょうか・・・

 

 

高柳さんは とにかく 志の高い人でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続く・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

  

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コメント: 9
  • #1

    カルロス・シモネッタ (月曜日, 30 4月 2012 11:54)

    “高柳さんは とにかく 志の高い人でした。”
    素晴らしいです。
    人間、常に高い志を持って生きていきたいと思います。はい。

  • #2

    カポネ (火曜日, 01 5月 2012 20:45)

    シモネッタさん

    コメント有り難うございます。
    志を、いつまでも、持ち続けることは、エネルギーが、要りますね。
    僕も、頑張りたいと思っています、
    シモさんは、健康に、注意してください。
    お願いします。

  • #3

    緑川たま一男 (木曜日, 10 5月 2012 12:39)

    続編期待してます。
    構想固まりしだいお願いします。
    先日貰った高柳さんの音源すばらしかっです。

  • #4

    カポネ (木曜日, 10 5月 2012 21:18)

    緑川たま一男さん

    音源、やっぱり、いいよね。
    僕もそう思います。

  • #5

    じゅん (土曜日, 26 5月 2012 23:50)

    たいへん楽しみにしております。廣木さんの劣等弟子より。

  • #6

    カポネ (月曜日, 28 5月 2012 20:52)

    じゅんさん

    コメント 有り難う。
    広木さんは、大好きなギタリストの、一人です。
    その、お弟子さんなんですね・・・・
    市川のリブルで、何回か、行きましたから、その時に、あっているかもしれませんね。

    今のところ、お休みしています。
    また、そのうちに、続きを・・・・・

  • #7

    吉田 (月曜日, 26 11月 2012 11:32)

    高柳さんとの思い出は、大変貴重なコラムです。
    ぜひ続きをお願いします!

  • #8

    栗田幸彦 (月曜日, 21 3月 2016 00:23)

    はじめまして。浜松市在住のアマチュアギタリストで、栗田幸彦と申します。1980年代の初めに学生であった私は高柳さんの門を叩こうと決心したのですが、高柳さんが大病をしていらして、かないませんでした。その後『Lonely Woman』でのビッグ・カムバックを大いに喜びましたが、卒論に没頭するのと就職のため、やはり高柳さんとのご縁は出来ずじまいでした。実は現在私は、精神疾病のため54歳にしてセミリタイア生活をしておりますが、ギターは杖となり、リハビリに励む私を支えてくれます。カポネさんの連載中に教則本のお話が出てきますが、既に入手不可能のようですね。何かそれに変わる教則本をご紹介下さるとありがたいのですが、いかがでしょうか?末筆ながらカポネさんのご健康とご活躍を祈念申し上げます。また高柳昌行さんにまつわるお話の続きをぜひ拝見したいと思います。

  • #9

    カポネ (水曜日, 23 3月 2016 21:14)

    栗田幸彦さん
    メールありがとうございました。今日、佐野からかえってきました。返信遅くなりすみません。
    何か教則本とのことですが、僕に思い当たる物がありませんが、僕の生徒には、玖島隆明さんの教則本を
    コピーして渡しています。そのコピーならありますが・・・・
    しかしその教則本を自分流に勝手にやっても意味はないと思います。もしも何かありましたら、コンタクトより直接 メールをいただければ それに返信します。
    お体の回復を願っています。